遺品整理の供養について・お焚き上げすべき遺品とは?

遺品整理の供養について・お焚き上げすべき遺品とは?

遺品整理の供養について・お焚き上げすべき遺品とは?

 

残された家族にとって不用品であっても、故人の愛用品をゴミとして処分するのは心苦しいという人も多いものです。このような場合には昔から行われているお焚き上げで供養し、その後に処分すれば故人にも喜んでもらえるでしょう。

 

 

長く使っていたものには魂が宿ると古来より考えられており、不要になったものの魂を天に帰す儀式がお焚き上げです。神社やお寺で行うのが一般的ですが、中には檀家のみに限定しているところもあります。

 

 

どこでお焚き上げしてもらえるかわからない時には、葬儀や法要の際に相談してみるのも良いかもしれません。

 

 

行う時期について決まりはありませんが、遺品を長く置いておくと故人の魂が迷うとも言われます。そのため四十九日や一周忌などを目安にして、遅くとも三回忌までには終わらせるようにしましょう。

 

 

お焚き上げで供養した方が良い遺品は故人の思い入れの強いもの、いつも身近にあったものです。仏壇や位牌、お守りなどはゴミとして処分する気になれないでしょうから、お焚き上げをすべき遺品と言えます。

 

遺品整理の供養について・お焚き上げすべき遺品とは?

 

故人の写った写真も枚数が多いと保管が大変なので、デジタル化した後に供養する人も増えているそうです。この他にも寝具や衣類、人形など基本的にお焚き上げする遺品には明確な決め事はありません。

 

 

ただし寺社仏閣の規定でできるものとできないものが決められていることもありますし、不燃物はお焚き上げ不可です。大量の遺品を一度にお焚き上げできないなどの規則も場所によって異なるため、事前の確認が必要です。

 

 

初めてお焚き上げを行う場合、料金についても不明な点が多く心配になる人もいるかもしれません。神社や仏閣ではお布施として心づけを渡しますが、相場としては1万円〜3万円とされています。

 

 

遺品の量や地域によってお布施にも差があるので、古くからその場所に住んでいる人に聞いてみるのも一つの方法です。遺品整理業者が提携している供養専門業者によるお焚き上げも、遺品の量によって料金が変わります。

 

 

供養の様子を動画に撮ってくれたり、供養証明書を発行したりなど業者によってサービス内容も異なります。遺品整理とお焚き上げを同じ業者に依頼できることもあるので、見積もりを取って検討してみると良いでしょう。

 

 

ずっと手元に置いておきたいと思っても、全ての遺品を残すのは難しいのも事実です。故人のことを思い、感謝の気持ちを込めて供養すれば処分したとしても引け目を感じることはないでしょう。