遠方で立ち会いができない場合でも遺品整理を業者に頼める?
遠方に住む家族が亡くなった場合、遺品整理のために何度も往復する時間を取れないこともあります。今回は立ち会いがなくても業者に遺品整理を頼めるのか、どういう手順で依頼するのかについてまとめてみました。
業者に依頼する場合の一般的な遺品整理の流れは、見積もりを依頼するところからスタートします。この際に立ち会いが必要な業者は多く、作業前後にも立ち会いが原則というところは少なくありません。
遺品整理には貴重品なども含まれているため、依頼者も業者も慎重を期すのは当然のことと言えます。しかし最近は、子供は都心部に、親は地方に住んでいる家庭も多く、立ち会いが難しいのも事実です。
こうした事情もあり、見積もり依頼から作業までの全てをメールや電話、書類の郵送で済ませられる業者もあります。遺品整理を業者に依頼すると決めたら、まずは立ち会いが必須なのかどうかの確認が必要でしょう。
立ち会いが不要な業者への遺品整理依頼も、見積もりから始める点では同じです。この場合は鍵を業者に預けることになるため、業者の選定には十分に注意しましょう。
部屋の広さや荷物量などを確認後に見積書と鍵が業者から返送されます。契約後の支払い方法は一部前払い、全額作業後に支払いなど様々でクレジットカード対応の業者もあります。
作業中に処分するか遺品なのか、残しておくのかなどの確認をメールで行う業者も少なくありません。進捗状況を知らせてもらえるのかについても、契約前にきちんと確認しておくことが大事です。
誰も住んでいない家の鍵を預けることになるため、何よりも大事なのが信頼できる業者選びです。知らない土地で遺品整理業者を探すのは簡単なことではないので、一括見積もりサイトの利用も検討してみましょう。
最初にメールや電話で簡単な見積もりをもらい、その際の対応や料金を比較して現地調査を依頼する業者を選べます。大事な遺品を丁寧に扱ってもらえるのかなど気になる点は、業者の実績や口コミを参考にし事前に調べておくと安心です。
複数業者の見積もりを見れば、料金の相場もわかるため適正価格で遺品整理が行えます。法外な料金を請求する悪質な業者は、作業内容も信用できるものではないため見積もりの時点でしっかり見極めましょう。
時間の都合がつけば立ち会うのが理想ですが、そうはいかないことも多いでしょう。その場合でも信頼できる業者を選んでおけばトラブルを未然に防ぐことができるはずです。