素人にはわからないコレクションアイテムの遺品整理について
故人にとって大切なものだったとわかっていても、大量のコレクションアイテムの遺品整理に悩む人は少なくありません。素人にはわからない価値あるものという場合も少なくないので、慎重に処分する必要があるでしょう。
普通の人にとって全く金銭的な価値が感じられないコレクションも、コレクターには宝の山であることが多いようです。骨とう品や美術品を集めていたけれど、死後に鑑定してみたら偽物だったということもあります。
逆に切手やフィギュアなどは、プレミアがついて想像以上の高値で売れるものも少なくありません。コレクションの価値を正しく知るためには、まず専門の業者に鑑定してもらうのが一番です。
量が多い場合は出張査定を行ってくれる業者もあるので、遠方で持参できない時にも便利です。リサイクルショップではほとんど値段がつかないものでも、鑑定で高値がつくこともあるため焦って売らない方が良いでしょう。
書籍や骨とう品などは図書館や博物館などの公共施設に寄付するのも、遺品整理の方法の一つです。全てを引き取ってもらえる訳ではありませんが、売却は気が引けるという時に検討してみても良いかもしれません。
もちろん、親族でコレクションに興味を持つ人がいるのであれば形見分けする方が供養にもなります。遺品整理を行う際に親族に声をかけておけば、勝手に処分したとトラブルになることもないでしょう。
数が多くない場合は、個人的にネットオークションなどで売却する方法もあります。意外なものが高く売れることもあるため、遺品整理にかかった費用の足しになることもあるようです。
コレクションをどう処分するか迷った時は、遺品整理業者に相談してみるという方法もあります。リサイクルショップや美術賞などを紹介してくれることもありますし、遺品整理業者が買い取ってくれることもあります。
料金相場やサービス内容の確認のために業者を選ぶ際は見積もりを依頼しますが、その時に買取についても聞いてみましょう。
趣味のコレクションの買取に強い、リサイクルショップも兼ねているなど業者の特徴も色々です。目的に合った業者に適正な価格で遺品整理を依頼できるよう、まずは見積もりから依頼してみてください。
故人のコレクションを無駄にしないためにも、欲しい人の手に渡るような処分方法が理想的です。本当に喜んでくれる人に渡せるよう、形見分けやオークションなど色々な遺品整理の方法を試してみましょう。